ポジティブ離婚のロールモデルに〜海外生活を通して培った目線

働く女性・自営業

Naturalistaでライター・マインドフルネスの講師として活動されているメグさん。

アメリカの離婚率は2組に1組、日本では3組に1組が離婚しているという今の時代。女性の生き方に多様性が生まれています。離婚は人生の選択の1つ。大切なのはその後どう生きるか。あなたはその先にどんな未来を描きますか?

華麗でかつ母親の鏡のような優しい笑顔を持つ今の彼女を作ったのは、スウェーデン留学などの様々な海外経験だ。結婚生活を海外で送られ、父が倒れたことをきっかけに日本に帰国。その後父を失う中で自分の人生を振り返り、離婚に梶を切った。生活の拠点を日本へ変えるも、海外と日本のギャップに苦悩したという。現在は2人の娘さんのシングルマザーとして育児と仕事の両立に励む彼女が望むことは

 

離婚は人間失格じゃない。

ーシングルマザーとしてお子さんを育てるにあたって意識したことなどありますか?
ロンドンとシンガポールマレーシアなど海外に住んでいた時は、離婚すること、シングルマザーになることがハンディーになるとは思っていなかったんですよ。なので、そういう意識で日本での生活をスタートさせてしまって、ものすごい現実の壁が見えて、やっぱり男性社会は大きかったし、すごくシングルマザーにネガティブなイメージが残っていて、同時に経済的自立という部分でハードルが高かったんです。

そういう状況で一番気を付けたのは、

子供が路頭に迷わないこととか、今までしたことを一切諦めないで、可能性や選択肢を狭めないこと。

離婚は子供のせいじゃないし、ただ一度の失敗だと感じているんですよ。結婚はすごく大事なことだけど、人って間違えることもあるし、結婚してみて初めてわかることもあるから、失敗は失敗だけど、人間失格(みたいな失敗)じゃないと思っている。でも、社会の枠組みとしてそういう物だと思わなくちゃいけないのかなと思うこうとが何度もあった。だから、子供にそのしわ寄せがいくのが1番嫌だったんです。

 

ー子育てと仕事の両立で何か大変だったことなどありますか?

保護者会、事業参観が平日だったから行けないことが多く、それによって子どもに寂しい思いをさせていたと気づいた時、両立の大変さを感じました。また、時間的なことだけでなく、自分の体力的にも大変でした。子どもがいるとお家も汚れるし、お洗濯物も増えるし今までよりは家事に労力も時間もかかりました。夫婦で協力しても、母乳をあげれるのは女性だし、子供もママがいいと言うこともあって、どうしてもお母さんにバランスとしてはよりがちになってしまっていました。そんな中、仕事もお母さんだから間違っていいよっというような甘い目で見てもらえるわけでもなく、パフォーマンスを発揮する必要があって、体力、時間、仕事の問題が重なって大変でした。

ーお子さんが何歳の時に日本に帰ってきたんですか?

上が子が小学校4年、下の子は保育園の年中さんの時に帰ってきました。

ーお子さんは最初日本の生活に慣れず大変なこともありましたか?

最初は一時帰国のつもりで、日本の学校体験!のような感覚でいたので、いつか帰れると思っていてとても楽しく生活を送っていました。駐在していると、1年に1回くらいしか会えない祖父母、親戚がいつも近くにいたので、とても楽しんでたんです。でも、やっぱり日本にしばらくいるということになったら日本語でのコミュニケーションのスタイルに対応仕切れず困っていました。英語のダイレクトに表現する環境で育ったので、日本人の発言を聞いて、ママこれほんと??」とか聞かれることはありました。子供なりに、違うコミュニーションスタイルなのかなと感じて悩んでいたみたいです。

 

子どもは何よりも大切で、一緒に成長していく存在。

-お子さんをを持ってよかったことはありますか?

自分のことよりも大切に思えたり、何よりも優先させることは子どもを産むまではなかったと思うんですね。そういう意味では、水分を全然採ってないけど、子どもは採ってるかなって確認したり初めてそういう風に思えるものができたました。

あとは、忍耐力がつきました。子育ては思い通りにいくことばかりではない、むしろ思い通りにいかないことの方が多かったので、どうしてこういう風にこの子はするんだろうとかいろんな視点から考えて、真剣に悩むんですよ。働いていると時間もないし、とことん向き合う時間があったら別かもしれないんですけど、、でも、できるだけ向き合うためにセルフマネジメントも学ばなくちゃいけないから私も成長しなくちゃいけないって、一緒に学ばなくちゃいけないって思いました。なので、子どもと一緒に学ばせてもらったことですかね。

 

-読者に向けて、実際、出産を経験されてみて子供を産む前にやっておいて方がいいこと、その前だからこそできることはありますか?

私が出産した時代は、日本では完全母乳が一番いいっていう考えがあったり無痛分娩(Meguさんはお子さんを1人目は日本、2人目は海外で2人とも無痛分娩で出産)ができる病院がなかなかなかったり、、私は日本に出産、育児に対する偏った考えがあったってことを出産してから気づいて理想と少しギャップがあったんですね。なので、実際自分の望む育児のスタイルができるのか、やってる人がいるのか、あと自分のやりたいこと働き方、キャリアと育児の両立ってできるのか、そのバランスを考えておいた方がいいのかなって思います。でも、お母さんになるとたくさん考えると思うんですね。だから、結果大丈夫なんですけど、私の時は出産のスタイルから愕然として部分がありましたね、、

 


高校生、17-18歳のすごく多感な時期にスウェーデンに1年間留学されたメグさん。

失敗しても大丈夫、自分の望むライフスタイルを叶えられる環境がスウェーデンにはある。そういう世界を子どもにも見てほしい。

-近い将来子供の教育をスェーデンでされることを検討されているということですが、ご自身のスェーデン留学の経験がそのきっかけになったんですか?

そうです。私の考え方が変化した原点はスェーデン留学で、大学とかで語学留学をされる方はたくさんいると思うんですけど、私はホームステイで日本人とほぼ合わず、その家の、スェーデンの子どもと同じような形で受け入れてもらい過ごした1年でした。なので1年といえど、ものすごくたくさんのことを経験して、それが今血肉になっているんですよね。そこでシングルマザーとか、離婚している人とか、結婚はしていないけど信頼できるパートナーがいる人とかの素敵な生活を見たの。そういう人にハンディーキャップが1つもない様子を見たし、スェーデン人てお食事の時間とかにコミュニケーションをたくさん取るんですよ、家族の中で。そういう中で暮らして、自己責任ってところもあってすごく自由だったんですけど、日本に帰ってきてすごく生き苦しかったんです、、今でもそうなんですけど。そういう失敗しても大丈夫、失業しても大丈夫、離婚しても大丈夫、ちゃんと税金を納めてたらしっかりサポートをしてくれるっていう環境があったんです、スェーデンには。税金は高いけど、国民の国自体への信頼もすごくあったんです。なので、そういう社会とか世界を子どもにも見て欲しいって思ったんです。

-そういう経験があったから他の子育ての制度が整った国ではなく「スェーデン」を選ばれたんですか?

うん!スェーデン人の生き方とか物の考え方とかが男女とかではないし、人間目線なんですね。そういった本質がすごく私にフィット、すごく楽しかったし、最初は日本の都会で育ったので、スェーデンの森の中にホストファミリーがいて不安なところもあったんですけど、最後はスェーデンの文化とかヒューマニズムみたいなものが完全に適応して、私絶対にスェーデン人であったに違いないって(笑)、、、。だからいい思い出しかないないんです。でね、福祉もとてもいいから、当時のホストファミリーで今は90歳超えていらっしゃるおばあちゃんなんだけど、お1人でマンショに住まれていて、それも彼女のやりたいことで選んでるんですよ。自分の人生を生き切るまで、自分の望むライフスタイルをできるだけ叶えてあげられる国っていうのを今でも目の当たりにしているからそういうところが素敵だなって思います。

 

-これから社会に出る10代、高校生・大学生のうちにやっておいて方がいいと思うことなどありますか?

自分でものを、自分が何がしたいのか、何をやりたいのかを考えて欲しいです。いい本であってそれを鵜呑みにするんじゃなくて、、ヨーロッパの教育に触れると先生が言ったことでも改めてサマリーとして自分の言葉で自分の気持ちを添えて表現するってことだすごくたくさんあったんですよ。でも、日本って先生が言ったことをそのまま丸暗記した子が優秀だったり、偏差値がいいっていう印象が私はあって、日本人は意外と自分の言葉で表すっていうのが苦手なところがあると思うんです。それだと、グローバル社会では通用しないなっていうふうに感じたので皆さんには自分で考えること、言い直すこと、ボキャブラリーを増やすことを意識できたらいいのかなって思います。

ポジティブ離婚のロールモデルに。

-今後の展望や目標などはありますか?

これまでたくさんの経験をしてきて、たくさんの方々に支えられてきて、人生100年と言われている今の時代の中で、自分の子どもや若い方々に何歳になっても活動的で夢や自分のやりたいことを生き生きキラキラと追い続ける姿を見せていきたいって思います。今までだったら、女性の方が同じように働いても年収が少なかったりする社会だった、一生懸命やってきたのにたまたま社会の枠組みがそうだったから年収が1/3や半分だった方もいらっしゃるっていうのを目の当たりにして、自分のヨーロッパでの経験や日本でシングルマザーになってからの経験を生かして日本の価値観や仕組みを少しでも変えるきっかけになるように発信していけたらなって思う。孤独に悩んで寂しさに泣いている女性はたくさんいると思う。離婚って自分で1度選択したならそこから先細りの社会では行けないと思うと考えていて、そこからまた新しい夢や希望を持てるっていうふうにしなくちゃいけないなって思ってるんです。離婚しても輝いているっていうロールモデル作らなくちゃっていうのが心のそこからの叫び。

 

 

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