【声ヨガ(ボイスヨガ)】とは?あなただけの声の魅力に気づける方法

声ヨガ(ボイスヨガ )

『声ヨガ(ボイスヨガ)』初めて耳にした人も多いのではないでしょうか。

声ヨガとはその名の通り、ヨガと発声法を組み合わせ発声を良くすることや、声にコンプレックスを抱く方に効果を発揮するものです。

声ヨガの説明の前にまずはヨガのことから簡単にご紹介したいと思います。

1.ヨガの歴史とヨガがもたらす効果

『ヨガ』とはインドで紀元前2500年前にインダス文明から始まったものだといわれており、サンスクリット語で「つながり」を意味しています。心と身体と魂、その3つを繋げられている状態を指します。

ヨガを行うことで人は、呼吸・瞑想・姿勢を組み合わせ、整え、心身の緊張をほぐすことができます。ヨガで緊張を解き、リラックスすることで心が安定するのです。

ヨガは、自ら不調を緩和し、またコントロールできるとされており、下記のような現代人が抱えがちなことに有効性を発揮します。

  • 姿勢のゆがみ
  • 感情の不安定
  • 迷いや執着
  • 栄養の過不足
  • 生活の乱れ(仕事、家庭、その他環境)
  • 筋肉、神経など心身の疲れ

2.ヨガのポーズとその効果

ヨガというと、みなさん身体をひねったり伸ばしたりいろんなポーズを思い浮かべるのではないでしょうか。もちろん、これはヨガの一部なのですが、すべてではないのが他のエクササイズと異なることです。

呼吸法と瞑想と専門語で”アーサナ”と呼ばれる「ポーズ」を掛け合わせることがヨガです。ヨガにはたくさんの「ポーズ」が存在します。椅子のポーズ、木のポーズ、鷺(サギ)のポーズなど、耳にしたことはあるのではないでしょうか。

ヨガではこれらポーズを取るとき、力を入れるなど筋肉を緊張させるのではなく、内側にある筋肉を細く長く伸ばすようにキープします。そのためインナーマッスルを中心に鍛えられるという効果もあります。

ではヨガについて理解が深まったところで、ヨガのいいところと発声を掛け合わせるボイスヨガについてご紹介します。

3.声ヨガ(ボイスヨガ)とは?

『声ヨガ(ボイスヨガ)』は、ヨガの動きに発声法を掛け合わせたものです。(以下声ヨガ)

声に特化したヨガで、声に関わる筋肉を緩やかにストレッチ&トレーニングしていきます。

人前で緊張しやすい人やくぐもり声など、自分自身でコンプレックスの意識が重なってしまっている人も、そうでない人も、心身を美調律しながら、発揮できていない良い声を引き出すことができます。

ボイスヨガは、声に悩む人それぞれにあった、本来の響きをチューニングすることができます。そのためには、頑張ろうとするのではなく「楽に、楽しく」無理なく行うのがポイントです。ヨガの本質である、リラックスすること、心身の解放ができるよう、自分の声の特性を知って少しずつ取り組んでみましょう。

ボイストレーニング、アナウンス、話し方教室のようにテクニック(技)だけではなく、ヨガ(体)や瞑想(心)を通じて「心技体」の3拍子を整えることで声や伝え方を磨いていくことがポイントです。

ボイスヨガとボイスヒーリングや声楽の特徴を書いた記事もありますので参考にしてみてください。

 

①声ヨガの特徴

声ヨガのわかりやすい1番の特徴は吐く息に、様々な音や声を乗せることです。ヨガでは基本的に腹式呼吸で鼻から吐いて鼻から吸いますが、声ヨガでは、吐く息に様々な音や声を乗せていきます。

これにより発声した音を耳で客観的に聞くことができるので、今の自分の「息の長さ・深さ・強さ」の状態をより観察しやすくなります。

また、ボイストレーニングと違って上手く歌うためではなく、「心地よく本来持っている声の良さを発揮して喋れる」ことを目的にしています。自分の身体という楽器が持つ最高の音を引き出します。

数千人むけにアンケートをとったある調査では、自分の声が嫌いと言う人は8割に上ったそうです。自分と声が分離されていて、何か嫌なもの、遠ざけたいものと感じている状態は「声≠自分」と言えます。

声ヨガでは、「声=自分」であれることを大事にしています。ヨガには元々「つながり」と言う意味がありますが、声ヨガでは自分自身と声とが一体になれている感覚を大事にしています。他の誰かのような声になろうと頑張るのではなく、自分自身を認めて、自分の声と友達になることからはじめます。

演じる必要もなく、自然に声が出てくる感覚を掴んでいただくために次のようなプログラム構成と3つの要素を大切にしています。

②心技体を整えるプログラム構成

声ヨガは「心技体」の三本柱から成り立ちます。技術を教えるボイストレーニングやアナウンステクニックとは違い、ヨガや瞑想を通じて身体と心を整えることを重視しています。

声は家庭や育った環境の影響を大きく受けています。テクニックである程度は変化を出せても、根本的には一朝一夕で改善できるものではありません。なぜなら、声は良くも悪くもこれまでの癖の塊だからです。

③声ヨガのアプローチ

声ヨガのクラスにおいて欠かせないのが以下の3要素です。

 

1. セロトニンの分泌を促す「リズミカルな呼吸」
幸せホルモンと呼ばれる脳内神経伝達物質セロトニンに着目し、鬱や不安といった現代人特有の問題の予防に役立ちます。リズミカルな呼吸法や発声法がセロトニン分泌の活性化を促します。

 

2. ストレス低減・うつ予防のための「瞑想」
深呼吸を繰り返すことで集中力を高めてから、心地よい瞑想状態へ導きます。これにより、普段見過ごしてしまっている心の内側に意識を向けます。限られた時間の中でも効率的に心身を解放するストレス対処法の習得が可能になります。

 

3. 心を整える「発声」
声は情動脳と言われる大脳辺縁系に届くことで快・不快が判断されます。この部位は自律神経系の管理・ホルモン分泌など、身体の各器官に影響を与える領域でもあります。笑いの発声法などにより、先にありたい感情を声で表現することで、前向きな心の状態へ変化することが期待できます。

4.声ヨガの期待できる効果

①自己肯定感の向上

無理なく心地よく声を出せて、自分の声を愛せるようになることです。マインドブロックが外れ、セルフイメージが高くなることで、内側に良い精神状態が宿り、幸せホルモンと呼ばれるセロトニン分泌の活性化を促すことも期待できます。

②心身の不調改善

姿勢よくなりや気道が滑らかに確保されることで、血液循環が良くなります。全身の血液の流れが良くなり身体が温まることで免疫力向上も期待できます。

③人間関係の改善

声が変わり自信を持てるようになると自然と表情や振る舞いまで変わります。特に、抑圧やトラウマの開放は驚くほど声に変化をもたらします。より魅力的に印象アップすることで、コミュニケーションが円滑になります。

他にも、体験した方々からは以下のような声を頂いています♪

・自分の声を好きになれた

・自分に自信が持てるようになった

・声枯れしなくなった

・声の出し方の癖がわかった

・呼吸も深くなり、身体がほぐれてリラックスできた

・殻を破って思い切り声を出せたのでリフレッシュできた

・のどの不快感や詰まりがなくなった

・アタマの中がとってもすっきりした

・自分自身のルーツに触れる体験ができた

・声の通りやすさにびっくり!このままカラオケ行ってきます!

5.声ヨガ誕生の背景

①はじまりは「コンプレックス」から

私はスポーツキャスター時代に2000時間の生放送に携わらせて頂きました。今はナレーター・司会として活動しています。このように声を生業にしていますが、実はもともと自分の声が好きではありませんでした。通らない、低い、滑舌悪い...と学生時代からコンプレックスの塊だったのです。

もっと明るくクリアな声になれたらいいのに...!

もちろん、願うばかりでは何も変わりませんから、キャスターのお仕事をしながらアナウンススクールに通いました。ただ、技術を高めるためにテクニックを教わっても、何かが足りなかったのです。

それが、自分の心と体との向き合い方でした。

②もがき試行錯誤する日々

技術を身に付けても、どこか自分の声を好きになれない背景にはセルフイメージの低さ・抑圧からくる発声の硬さがありました。なので、ヨガ・マインドフルネスを日々実践する中で、声や音への意識を高めて、自分の変化を意識するようになったのです。

自分の声を何度も録音して波形を見ながら、その日のコンディションとの関連を観察していきました。

私は朝一の生放送が苦手でした。朝は1日のうちで1番喉が乾燥して冷えているので、早めに起きてウォーミングアップしても中々本調子にならないのです。

そこで、白湯うがいや滑舌トレーニングだけではなく、ヨガと発声を組み合わせたルーティンを色々試してからスタジオ入りするようになりました。

③内側から声が変わった実感

番組終了後にVチェック(ビデオチェック)すると、違いは明らかでした。無理やり頑張って出そうと声を作ったものではなく、自然と内側から良い声が出てくる感覚を実感できたのです。

私のように、声に悩む人たちにも、こうした感動体験を届けたい!

これが「声ヨガ」プログラムを開発していくきっかけでした。

6.声ヨガ体験談

声ヨガのセッションを体験した方からは、以下のような感想を頂いています。

鈴木絵美さん体験談note
https://note.com/e_eminin/n/nb96d705f56ba

 

こんな人にオススメ

  • ストレスと上手く付き合い、集中力と生産性を向上させたい人
  • 声のコンプレックスで自信がない、内面から美しくなりたい人
  • 体を激しく動かすことが難しい人や高齢者の方
  • 司会、ナレーター、歌手、俳優、インストラクター
  • 仕事で人前に立つ経営者、営業、人事、研修講師など声を使うことが多い人
  • 自治体、生活習慣改善事業、健康教室、介護予防関係、高齢者向け事業、介護事業者、教育団体、病院、福利厚生、健康経営事業者様など

7.【声の印象を決める】あなたの声は何タイプ?

もしあなたの声をコンプレックスに感じていたとしても、周りには魅力的に映ったり、場面によっては武器になったりします。

高い音は活気に溢れ、緊張感が高まるため人の注目を集める効果があります。

一方で、低い音は安心感と穏やかな印象を与えてくれるでしょう。

まずは自分の声の特性を知った上で、使い分けることが大切です。あなたの声は、どのタイプでしょうか?切り口は様々あるのですが、今回は分かりやすくするため「声の高さ」と「話すテンポ」の観点から4分類で見ていきましょう。

  1. 高い声×速い → 元気で明るい印象
  2. 高い声×ゆっくり→ 優しく大らかな印象
  3. 低い声×速い→ 仕事ができるスマートな印象
  4. 低い声×ゆっくり→ 落ち着いて穏やかな印象

このように「音の高さ × 話すスピード」の組み合わせを変えるだけで、相手に与える印象はガラリと変わります。

8.【好まれる声とは?】自分の声に向き合うことが大切

声には様々なタイプがあり、それぞれの良さがあることをご紹介させていただきました。

声が聴きづらい、という言葉を一度でも言われてしまったり、自分の声の低さに悩んでいるという方に、1つ確認して頂きたいことがあります。

自分の声を低いと『思い込んでいるだけ』ではありませんか?

本当はワントーンもツートーンも高い声が出るポテンシャルを持っているのに、それを発揮できないだけだったり、気持ちがきゅっと萎縮してしまって上手く声が出せないということがあるかもしれません。

良い声は上機嫌で心地よい状態の中に宿ります。「心から笑っているときに出る声」が、無理なく出せる高い声です。リラックスしてどんな声が出せるか、ボイスヨガを通して自身の声に気づけるようになっていくかと思います。

今回はボイスヨガの中でも人気の【笑いのクレッシェンド】をご紹介します。携帯の録音機能やボイスレコーダーを準備して以下のことを行ってみてください。

声ヨガ式【免疫力向上】座ってできる!声ヨガ健康体操 (1)〜笑って幸せになる発声〜声を出してリフレッシュ!心と体がスッキリ、表情も豊かに印象アップ! #ボイスヨガ #声帯 #発声

9.簡単な毎日トレーニング1セット

1. レコーディングをセットしたら、足を組んで座り、目を閉じます

2. 吸う息で、気持ちよく頭頂部が上に上に伸びていくイメージをします

3. 吐く息で、全身の余分な力を外に出すイメージで「ハーァー」と声を出します

4. 自分のペースで5呼吸繰り返しましょう

5. 唇は閉じたまま口角をあげて鼻でフフッと笑います

6. 口に手を当ててウフフっと笑います (肩も連動して自然と少し動くイメージ)

7. 口と目を開けて笑ってみましょう

8. 姿勢は気にしなくていいので、お腹を抱えて笑います

9. 床に転がって「抱腹絶倒」お腹が痛くなるくらい声をあげて笑います (コチョコチョされた時のようなイメージ)

10.さいごに

声の悩みはひとそれぞれ異なりまた相談がしづらいものです。もともと運動神経の良い人がいるように、声がいい人っていますよね。

確かに生来的な身体構造によるものもありますが、「筋肉を上手に使えているか」も影響しています。対面コミュニケーションが少なくなった現代では、喉周りの筋肉が弱くなりやすいと言われています。

声の仕事を目指している人も、そうでない人も、ボイトレにいったら治るのかな...と考えたことも1度はあるのではないでしょうか。

居酒屋で聞き返されて傷ついた、なんて経験がある方も、まずは1週間!と目標を決めてぜひ声ヨガのトレーニングに取り組んでみてください。声ヨガで声筋を鍛えながら、心を整えて内側から気持ちよく出る声を手に入れましょう!

●日本声ヨガ協会の公式LINE

日本声ヨガ協会の公式LINEでは、声ヨガの最新情報などを発信しています。友達追加をすると声ヨガの無料体験動画をプレゼントしますので、興味がありましたらLINE友達追加していただけると嬉しいです♪

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<参考文献>

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