脳科学と美意識

タイトルは、最近読んで面白かった本の章立ての1つ。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? (山口周 著) 

ざっくりまとめると、VUCA(ブーカ)な現代社会では
論理的推論だけに頼るには、問題構成の因子が多すぎる。
最善の努力をしつつ直感にも基づいて意思決定しないと分析麻痺に陥る。
つまり外部から内部へと意思決定基準を転換する必要がある。

経営者の意思決定において、
・アート(直感・感性)
・サイエンス(理性・論理)
のバランスが大事。

そのために、システム適応者でそこから利益を享受するエリートは、
以下3つの点から美意識を鍛える必要があるという話でした。

真:論理  →直感
善:法律  →倫理・道徳
美:市場調査→審美眼

ダニエルピンクの「ハイコンセプト」と同じ論調。
言っていること自体に真新しさはなかったのですが、
構成が本当にわかりやすくて具体例や引用も絶妙。

流石、「美意識」をテーマにした本を書くだけあって、
導き方がハイセンスな方だな〜!と感じました。
(馬車と自動車、朝のリレーのくだりとか特に)

第4章の「脳科学と美意識」では、
ソマティックマーカー仮説というキーワードが出てきます。
これは脳神経学者のアントニオ・ダマシオによる仮説で、
「適時・適正な意思決定には理性と情動の両方が必要」というもの。

情報に接触することで呼び起こされる感情や、身体的反応
(ドキドキしたり、口が渇いたり、唾液が出たり)が、
脳の前頭前野内側部に影響を与えて、
情報の良し悪しを判断する助けとなり、
意思決定の効率を高めるというものです。

ダマシオによると前頭前野を損傷した人は、
無限のオプションの中から「大きなふるい」にかけるための
ソマティックマーカーの働きが欠如しているため
意思決定が困難になってしまうということ。
(現時点では仮説の域に留まっていて反論もあります)

通常は、無意識に感性的な部分で「ありえない選択肢」を排除して、
残った数少ないものの中から理性的な推論と思考で決定するようです。

文字通り「ソマティックマーカー = 体が発する信号」と位置付けるなら、
その信号をどれだけ感じ取れるか(キャッチできるか)がポイントになります。
鍛える手段として著者が挙げているのが、「マインドフルネス」でした。

Google, Intel, Facebook, Linkedin, P&G, Ford, McKinsey, Goldman Sachsなどの企業が、
現に社員教育の一貫として 「マインドフルネス」を取り入れています。

著者の山口さんが勤めているコーンフェリーヘイグループの、
リーダーシップアセスメントの結果によると
変化の厳しい状況で結果を出すリーダーたちに
共通するパーソナリティーは、
「セルフアウェアネス(自己認識)」の高さ
つまり、自分の内側にあるものに気付く力です。

このサイトでは、絵画鑑賞や音楽鑑賞ではなく、
ヨガやマインドフルネスによる心身鑑賞を通じた
「セルフアウェアネス(自己認識)」の鍛え方
を発信していくので、お楽しみに✨

https://youtu.be/FgTzcJ5aaQw

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