1日3分のトレーニングでも劇的に変わる!滑舌を良くするメリットと方法

ボイスヨガ(声ヨガ) / 声の仕事

滑舌の悪さにコンプレックスを持っている方は少なくありません。

噛んでしまったり聞き返されてしまうことが何度もあると、
話すことに自信をなくし苦手意識を持ってしまいがちです。

元アナウンサーの筆者も、
実は番組を担当したての頃は
あまり滑舌が良くなくコンプレックスでした。

そのため、毎日滑舌を良くするためにトレーニングを続けることで改善していきました。

滑舌が良くなると「聞き取りやすくてクリアな声だね」
なんて言われて、話すことへの自信にもつながります。

今回はどこでも簡単に楽しくできる、
滑舌を良くする練習方法を紹介しています。

1. 滑舌とは?

滑舌(かつぜつ)とは、
舌の動きを滑らかにしてはっきりと聞き取りやすい発音をしている状態のことです。

元々ことばを仕事にする人の間で使われていた専門用語で
国語辞典にも記載されていませんが一般に通用している単語です。

NHKの放送文化研究所では、
「滑舌」には次のような要件があるとしています。

  1. 基本的に、日本語の音として1拍1拍が明瞭に聞き分けられること。
  2. 発音のテンポは、一般的な発話よりも軽快で(テンポが速く)あることが必要
  3. 言いよどみや、言い直しがないこと
  4. 一定のテンポで発音され、遅速がないこと

 

2. まずは滑舌力をチェック!

滑舌を良くするために限ったことではありませんが、
声を改善するのに最も重要なことは、
「自分の話し方を客観的に何度も聴くこと・意識すること」です。

まずは、スマホやボイスレコーダーなどを使って普段の自分の話し方を一度聞いてみてください。
自分の現状の滑舌力を客観的に知ることで、滑舌トレーニングの成果も、ぐんと上がります。

3. 滑舌が悪くなる原因

(1) 呼吸の使い方
腹式呼吸が出来ていないと吐き出される空気が少なくなり声帯がしっかり振るえなくなり、声が不明瞭になってしまいます。

(2) 顎と舌の影響
舌は歯によって傷つけられないように動きます。例えば歯並びが悪く、前歯が曲がていると舌は歯の側面に傷つけられるの逃げるので、歯の裏側に舌を当てて発音するサ行は鳴りにくくなります。

(3) 表情筋の弱さ
表情が暗かったり、硬かったりすると顔の筋力が低下しがちです。口周りの筋肉が弱いと舌が適切に動きません。

(4)舌の使い方
舌を使って発音する際に、舌のどの部分を口腔内のどこに当てるかがポイントです。発音癖で適切な場所を使ってないと不明瞭にきこえてしまいます。

4. 自宅でできる滑舌トレーニング

以下紹介するトレーニングを実践する前に
「発声のウォーミングアップ」でご紹介する
ウォーミングアップにもぜひチャレンジしてみてください!
これで腹式呼吸と、表情筋は改善されるでしょう。

 

(1)舌回しウォーミングアップ

※口はずっと閉じた状態にしてください。

1、舌を上唇と上の歯茎の間に差し込む
2、舌を差し込んだまま時計周りに回転させる
3、舌を3~5周させる
4、反対回りで同じことを繰り返す

初めは、ぎこちない動きになってしまう人が多いですが、
鍛えられてくるとスムーズに回すことができるようになります。

(2)舌の筋力トレーニング

舌の筋力が弱いと適切に舌を動かせません。
①舌を思いっきり出す。
②舌を出したまま舌を左右に引っ張ります。
③舌をしまいます。
①②③の動作を暇なときにたくさんやってみてください。舌の筋肉が強化されます。

(3) 母音法

これは母音だけで文章を話すようにする練習法です。

「おはようございます」→「おあおうおあいあう」。

実はこれ、劇団四季でも使用されているトレーニング方法なのです。

普段の会話でも母音を意識することができるようになるので
滑舌の改善につながります。

(4) オススメの滑舌トレーニング音読

あめんぼの歌』北原白秋
「あ」~「わをん」まで五十音が網羅されていて、
滑舌トレーニングにぴったりな詩です。
リズムも心地よいので声に出していて楽しいです♪

外郎(ういろう)売り
江戸時代、二代目市川團十郎が歌舞伎の演目として演じたものです。
一粒飲むと滑舌が良くなるという「外郎」を売り歩く際に、
外郎売が大衆の前で軽快に早口言葉を交えながら宣伝するお話です。

5. 正しい舌の使い方


一般的に苦手な人が多いされる
サ行、タ行、ラ行の舌の使い方をご紹介します。

サ行


サ行のキモは摩擦音です。
①舌を上の前歯のちょっと後ろあたりに付けます。
②ガス漏れ音のようなイメージで息を出す。
この①②がsの発音です。これに母音をつければ完璧です!!

タ行

タ行も子音がキモです。
①舌を上顎にべたっとつけます。
②このまま息を出そうとします。この時に息の圧力が大切です。
③高圧力のなか舌を下にはじきます。
①②③がtの発音です。高い圧力の中で母音をつければ完璧です!!

ラ行


ラ行の舌使いはタ行に似ています。
①舌を上顎にべたっとつけます。
②このまま息を出します。息が舌の真ん中くらいにあたる感じです。
③息が当たるタイミングで舌を下にはじきます。
①②③がrの発音です。tよりも圧力が低いイメージです。

 

6. 話し方として意識したいこと

・語尾の3文字をきちんと言い切る

「時計(とけい)」と言ってみてください。

最後の「い」まできちんと力を入れて話していますか?
日本人は、語尾が小さくなってしまいがちな人が多いと言われています。
そのため、きちんと最後まで言い切るという意識をすることで、滑舌が良くなります。

・「あ」と「お」を繰り返す

滑舌が悪い人は口周りの筋肉が凝り固まっていることがあります。

「あ」と「お」の発声を繰り返すことで筋肉をほぐします。

まず、大きく口を開け、「あ」と発音します。

その後、「お」の発音をするのですが、このときのポイントは、口の大きさは変えず、唇だけを動かすようにして発音してください。

口周りの筋肉をほぐすことができ、滑舌を良くすることにつながります。

そして、顔痩せにも効くので一石二鳥です!

 

 

 

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