身体で味わう音-ハイパーソニックエフェクト

ボイスヨガ(声ヨガ) / 声の仕事

「CDで聞くクラシックは、コンサートで聞いたのと何か違う…」
「CDで聞く音楽は何か物足りない…」
皆さんは、こう思った経験はありませんか?

もちろん、臨場感の違いもあると思いますが、
実はハイパーソニック・サウンドと呼ばれる
高周波の「聴こえない音」の有無によって生み出される違和感なんです!

聴こえないのに、どう私たちに影響しているんでしょうか...?

今回は、ハイパーソニックサウンドについてお伝えします♪

1. ハイパーソニック・サウンドとは?

皆さんは、
「ハイパーソニックサウンド」や「ハイパーソニックエフェクト」
というのを聞いた事がありますか?

ハイパーソニックサウンドとは、
「人間の耳が聴き取れる周波数」を超えた音のことです。
つまり、実際に聞こえないけれど、存在しているもの。

実は、人間の耳が聞こえる周波数は20KHz
(1秒間あたり約2万回の空気振動)まで
なんです。

それを超えるほどの高周波の音がハイパーソニックサウンドです。

人間は、ハイパーソニックサウンドを聴き取流ことができなくても
音を肌や脳など身体で感じ取っていると言われています。

さらに、ハイパーソニックサウンドは
脳の活動に快さを示す反応をもたらすことが
脳科学者の大橋力さんによって報告されています。
(効果については後に詳しく紹介します)

CDの音に対する違和感の話に戻りますが、
CDの音は人間が聞こえる20KHzまでの音しか入っておらず、
それ以外の音はカットされているそうです。

CDの音を聞いた時に感じる物足りなさは
ハイパーソニックサウンドを感じられないからだったんですね。

ハイパーソニックサウンドは「聞こえない音」ですが、
実は脳に色んな影響を与えている...。

では、具体的にはどんな効果があるのでしょうか?

2. ハイパーソニック・エフェクト(効果)

ハイパーソニックサウンドによる効果を、
ハイパーソニックエフェクトと言います。

ハイパーソニックエフェクトには、次のようなものがあります。

・脳のα波の上昇によるリラックス効果
・ストレス性ホルモンの減少
・ナチュラルキラー細胞(免疫細胞の1つ)の活性化

このような、生理状態の向上だけでなく
音のより快く美しく感動的な受容、
音をより大きく聴く行動の促進もみられるそうです。

ハイパーソニックエフェクトは
私達の身体にたくさんのポジティブな効果をもたらしてくれるんです!

逆に、全く聞かないと、
生活習慣病や精神疾患などの現代病と言われる病気になる恐れもあると指摘されています。

ですが、ハイパーソニックサウンドは、主に自然の中で発生する音。
コンクリートだらけの都市の中では発生しにくいのです。

3. どこで体験できる?

ハイパーソニックサウンドを体験するのに、
最も最適な場所は熱帯雨林なんだとか。

日本にいながら身近で体験するとなると、森林や洞窟、神社がいいそうです。

人がハイパーソニックサウンドを聴いて
無意識のうちに心地良さを感じるのは、
古い昔に森の奥で暮らしていた頃の記憶が
遺伝子に組み込まれているからだ、という説もあるそうです。

なので、ハイパーソニックサウンドを体験したいなら
できるだけ自然が多いところがいいですね。

 

また、楽器でもハイパーソニックサウンドを体験できるものがあります。
チェンバロや琵琶、尺八、ガムランなどの民族楽器です。

これらは集団で演奏されると、より効果が高まると言われています。

さらに近年、新たな研究も進んでいます。
冒頭でも述べましたが、音は振動でできているので、
デバイスで聞くのとその場で聞くのとでは味わいが違いますよね。

それをなるべく忠実に再現するための収録機器や再生機器が、
今まさに開発されているところなんです!

もう少し先の未来では
CDでもハイパーソニックサウンドを
体験することができるようになっているかもしれませんね。


〈参考〉
・ハイパーソニック・サウンドとは? - 環境省
https://www.env.go.jp/nature/nats/sound/about.html
・身体で聴く音ーハイパーソニックサウンドー(2013.09.25)
https://www.muji.net/lab/living/130925.html
・ハイパーソニック・エフェクトとは何か
https://www.yamashirogumi.jp/research/hypersonic/

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