逆説の逆説

普段パーソナル・プライベートで
ヨガレッスンをすることが多いのですが、
経営者さんや家族と、クラス後にお食事を
ご一緒させて頂くことも少なくありません。

その中で最近薦められのが、
「病気にならない生き方〜ミラクル・エンザイムが寿命を決める〜」
(新谷弘実著、サンマーク出版)です。

即注文して読んでみました♪

1. 病気にならない生き方

初版は2005年で大分時間も経ちますが、100万部を超えるベストセラー。

著者の新谷弘実さんは内視鏡外科のパイオニアで、
世界で初めて大腸内視鏡を使って開腹手術なしで
ポリープ切除したお医者様です。

本で述べられている要点をまとめると、

・肉、牛乳、脂肪を摂り過ぎず植物性の食事を心がける
・薬に頼りすぎない
・酒、たばこはやめる
・寝る4~5時間前までに食事を終える

などなど、私にとっては母から日常から言われてきたようなこと。
マクロビオティックの食習慣に近い考え方です。
また「マクガバンレポート」に紹介された内容とも近しいです。

2. マクガバンレポート

1960年代のアメリカ国民一人当たりの医療費は世界一で、平均寿命は世界26位。
このままではアメリカの経済は破綻するとして、当時のフォード大統領は
上院栄養問題特別委員会を設置し、世界から学者を集めて国家的な調査プロジェクトを行いました。


世界中の国々を地域別、人種別などに細かく分けて
食生活と病気、健康状態との相関関係を専門的に分析。
各国の医師、生物学者、栄養学者など3000人を超える人々がこの調査に加わったそうです。

1977年1月、2年の歳月をかけてようやく完成したのが、
「Dietary Goals for the United States」
委員長の名前にちなんで通称、「マクガヴァン報告」(McGovern Report)
と言われるものです。(リンク押してもらえれば原書を読めます✨)

これは5000ページにもおよぶ膨大な内容なのですが、要約すると

●ガン、心臓病、糖尿病などの原因は、現代の
「高脂肪・高カロリーの動物性たんぱく質」に偏った食事にある。
●現代の医師は栄養素の知識をまったく持っていない、このために病気が治らない。
現在は薬に頼った医学だが、病気を治す根本は薬ではなく自然治癒力。
それを高めるのに最も大切なのは食べ物である。
●これまでは病原菌退治中心の医学だったため、
栄養コースを必須にしている医大はわずか4%である。医師の再教育が必要だ。

最初は肉、卵、乳製品、砂糖を「ほとんど摂らないように」と発表されましたが、
既得権益者である各業界から猛攻撃を受けたので、
第2版で「できるだけ食べないように」と訂正があったようです…。^^;

調査では、19世紀以降のアメリカの病気の変化と
食生活の変化を歴史的に追求したり、
ヨーロッパ、アフリカ、アジア、中近東でも同じ調査を行い、
150年前には伝染病で死亡する人はいても、
ガンや心臓病、脳卒中などの病気が皆無だったことを発見しました。
(寿命が短くその前に死んでしまったとも考えられますが)

発展途上国では、今もそうした病気が少ないこともわかりました。
そして、そこに共通するのは「食生活の違い」ということにたどり着きます。

「世界に1箇所だけ理想的な食生活を送っている国がある。私達はその国の食生活を見習うべきだ」
とも書いてあります。この国はどこかと言うと、なんと日本。
しかも300年前の元禄時代だそうです。
当時の食事は、
・精白しない穀類が主食
・季節の野菜や海草や小魚を食べる
というもの。

3. 医師免許取得に栄養学の単位は不要

皮肉なことに当の日本では、食生活がどんどん欧米化してしまっています。
医学会でも、食事療法や栄養学はあまり重視されていないようで、
栄養学が必須科目な医大は片手で数えるほどしかないそうです。

その分野で権威ある医師が監修とか執筆と言われると、
ついつい全て正しいと疑問持たずに読んでしまいがちですが、
医師の中でも意見が割れる議論なんて数多です。

「病気にならない生き方」を読む時に気をつけないといけないのが、
著者は内視鏡外科の専門家であって、
栄養学や疫学・公衆衛生学の専門家ではないということ。

内容はその著者が医師生活の中で感じたこと、
考えたことを書いているのであって、
統計的な裏付けを伴う厳密な報告ではないのです。
(論文ではなく、あくまで一般書籍です)

書物にありがちな、誤解を招くような表現も含んでいるので、
本を全部無条件で受け入れるというよりかは、
生活の中で試す参考にしてみるには、いい本だと✨
「私はまだ一度も死亡診断書を書いたことがありません」
「農薬を使った作物に生命エネルギーはない」
「牛の乳は本来、子牛のための飲み物である」etc…

4. 自分の身体を観察する習慣を

私自身は食物アレルギーで、植物性中心の食事で育ってきたため
本で言われていることは違和感なく受け入れられるライフスタイル。

肉魚アレルギーが治った今でも、
焼肉とか食べると胃が重くて寝つきにくかったり不快な感じになります。

だから自分の体と話し合って見ても実感として正しいように思えるけど、
だからと言って動物性食品は毒!悪!みたいな考えでいると、
友人と外食してると楽しいはずの食事が苦痛になりますよね。

だから、こういう本は腹5分目くらいに消化しておく。

自分の体調を敏感に感じ取りながら
いろんな食を実験して振り返ってと繰り返して
食生活を作り上げていくのがいいんじゃないでしょうか。

5. 病気にならない生き方、でなる病気

ちなみに、「病気にならない生き方」に
真っ向から反対する本も出ています。笑

この方が乳製品業界との癒着がないか、
気にしながら読んでみたいところです。


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