皆さま、こんにちは。Megです。
令和元年も残すところあと数日ですね。皆さまにとって、どんな1年だったでしょうか?オリンピックを控えた明年、いよいよパワハラ法が始動しますね。パワハラ上司、御局様...職場には人間関係のストレスが沢山。
その原因は「役割期待」なんです!根本原因を知っておくことで2020年は、ストレスの芽を摘んで快適な職場生活を送りましょう✨
1.ストレスの原因となる「役割期待」とは?
人は無意識のうちに、相手に対して「役割期待」を持っています。
役割期待
相互関係の中で認知された役割に寄せられる暗黙の期待のこと。
例えば、上司としての役割、教師としての役割、夫や妻としての役割など、
地位や職業、性別、親子関係などにおいてさまざまな類型が存在するが、
役割期待とは、俗に「○○らしさ」といわれるものに近い概念。
(コトバンクより抜粋)
この期待を崩されることを裏切られたように感じ、不安や怒りが生じ、ストレスの原因となっています。これって役割期待を伝え合っていない場合、大変に自分勝手なストレスですよね。
無意識に相手に期待しているわけなので、向こうからしたら、何もしていないのに何故急に怒られたり不安になられなきゃいけないんだ...と、これもまたストレスになるわけです。
例えば、精神科医の水島広子さんによると、駅ですれ違う他人には「知らない人」という役割を期待しているので、なれなれしい行動をとられると不快になる。新入社員に「初々しく緊張している」という役割を期待していれば、妙に態度の大きい新入社員を見て「最近の若者は...」と頭にくる。こうした役割期待のズレがストレスを生んでいるのです。
職場でも、家庭、育児の現場でも当てはまりますよね。上司が自分に何を期待しているのか、自分は上司にどんな役割期待をしているのか、考えてみることでストレスを分解できそうですよね。
会社組織では、この視点が不足しているためにストレスが増大し、うつ病などの精神疾患発症や休職に繋がっているのではないでしょうか?
例えば、曖昧さを残す上司は、自分自身に問題があることを自覚していない場合、パワハラだと言われるようになってしまいます。部下からしたら役割期待を明確にされないまま、一方的に怒る・不機嫌になる人という印象でしょう。部下も自分から役割を明確化したいからと歩み寄れればいいのですが、上司の顔色を気にしてビクビクしたままでは何の解決にもなりません。
役割期待のズレがストレスを招くとお話しましたが、さらに噛み砕けば、お互いへ期待することを「曖昧にしたまま」であることが原因であり、逆を言えば明確に伝え合うことでいくらか解消することができるのです。
その際は単に言語化できている期待だけではなく、無意識のうちに期待している何かがあるはずなので、それを掘り起こす方が重要だったりします。それが初々しさを求めることだったと気づいた場合、本質的ではないからと自ら期待を手放す必要があるのです。
2.役割期待のズレを埋めためには
役割期待を調整していくものが、コミュニケーションです。
円滑なコミュニケーションが取れている会社組織は、こうしたズレを埋めていくことができます。
お互いの曖昧だったグレーゾーンを出し、
- 自分にできることなのか(can)
- やりたいことなのか(want)
をはっきりさせます。
自分が望んでいないことばかり期待されたり、努力ではすぐにできないことばかりを期待されたりすると、人はモチベーションが下がります。ですから、役割期待を押し付け合わないように注意しながら「こうしてくれると嬉しい」と希望を伝い合えたらいいですね。
モチベーションがさがった人から、最高のパフォーマンスは生み出せませんから。社員が過度なストレスを抱えていて、人が定着しないようなチームや組織は、コミュニケーションに問題がある場合がほとんどです。
外資系企業を例に出すと、採用時には、お互いの役割期待をはっきり明示し、雇用側と雇用される側の条件をじっくりとすり合わせた上で契約を結びます。「自分の強み・期待」の需供関係で納得する形で契約するという意識が高いのです。入社後も、こうした条件のすり合わせは、1 on 1 meeting(個別面談)として、定期的に行われます。
上司と部下のコミュニケーションなしでは、仕事は回らないくらいの意識が求められます。
曖昧を残す=解釈の余地を作っておくその余地は空気を読んだり価値観に依存する。それは日本の美徳であり良く作用することもあるかもしれません。
しかし、この30年で出生数が半減以下になってしまった日本は避けられない超高齢化社会を控えています。
厚生労働省が12/24に発表した2019年の人口動態統計の年間推計で、日本人の国内出生数は86万4千人となった。(前年比で5.92%減)
統計開始以来初めて90万人を下回った。出生数が死亡数を下回る人口の「自然減」も51万2千人と初めて50万人を超え、少子化・人口減が加速している。
これからは外国人労働者の力を借りずには社会を維持できません。内資であろうが外資であろうが、これまでより一層、あらゆる場面で明確な意思疎通、コミュニケ―ションを求められることは間違いなさそうです。
3. 自分自身との対話も不可欠
職場の上司や部下に限らず、目の前の相手が、自分に何を期待しているかを考える前に、いつも、「自分がどうありたいのか?自分はどんな期待に応えて、どう役に立ちたいのか?」を分かっていることが大切です。
その為に、まずは日頃から、自分自身とのコミュニケーションも大切にしましょう。
日本人は相手の期待に応えることは得意のようですが、自分がどんな期待に応えていきたいのかについては、考えたことがないという方が沢山います。この年末年始のお休みを機会に、じっくり向き合ってみるのもよいですね。
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<記事担当>
執筆協力:Meg
記事編集:Sachi
<参考文献>
・水島 広子 ダイヤモンドオンライン2015.12.9
https://diamond.jp/articles/-/82817?page=2
・リー・ウェイウェン 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/154242?page=2
・榊 裕葵 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/142866